経過観察をすることも治療の一環

下肢静脈瘤の手術が成功したとしても、まだ病院には通う必要があります。
経過観察をしなければいけないからです。
レーザー治療をした後、だいたい1週間以内に患部の回復具合をチェックします。
それから約半年後に再び確認するのが基本です。
何を確認するかですが、血管のボコボコがどうなったか、潰瘍や色素沈着が解消されたかなどです。
また、治療した血管ではないところで逆流が起こることもあります。
治療したのとは違う方の足をチェックすることも重要になります。
下肢静脈瘤は命にかかわる病気ではないものの、再発する可能性がゼロではありません。
再発が起こらないためのケアがうまくいっているかどうか確認することも大切です。
しかし、全てを医者に任せていてはいけません。
下肢静脈瘤の再発を防ぐ知識は患者自身も身に着けておくべきです。
再発を防ぐためには日常的なケアが必要になります。
生活環境を変える工夫を自主的に行うことが求められます。